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★惜しむ声と不満交錯 県内政財界
県内の政治、経済関係者からは、８カ月という鳩山内閣の短命を惜しむ声と公約が
実現できなかったことへの不満が交錯した。
古川康佐賀県知事は地域主権改革の関連法案が成立する目前だったことに触れ「正直
言って残念。歴史的な改革の第一歩を具体的に踏み出せただけに、もう少し頑張ってほ
しかった」と惜しみ、マニフェスト実行を問われて退陣に追い込まれたとして「言葉の
持つ力と恐ろしさを感じさせた」と述べた。
農政の大転換を図った鳩山内閣。ＪＡ佐賀中央会の中野吉實会長は「普天間問題など
で、やると言ったことがほとんど実現できなかった。あまりにもみっともなかった」と
批判。目玉政策の戸別所得補償制度についても「現場の影響を考えた制度づくりになっ
ていない」とした。「口蹄疫問題はただでさえ後手に回っている。これで遅れるような
ことがあってはならない」と政治空白を長引かせないよう求めた。
佐賀経済同友会の村岡安廣代表幹事は「（子ども手当など）生活的な施策で引っ張っ
た点は評価できるが、産業を育てる施策が最後まで見えなかった」と指摘。事業仕分け
は評価したが、「役に対する力不足もみられた。専門知識を持ったベテランをうまく使
いながら若手を育てるなど、政権党として成熟してほしい」と注文した。
■ソース(佐賀新聞)
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