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SAPIO 2005年 7/27号 平沼赳夫vs桜井よし子対談より、一部抜粋
桜井:経済産業相時代に中国にセーフガードを暫定発動しましたね。
平沼:WTOのルールに則って、白ねぎと生シイタケと畳表(イグサ)について発動したのです。
中国側はWTO違反をして携帯電話、エアコン、自動車で報復関税措置をとってきました。
(中略)
担当局長以下事務方が北京に行き、1週間、侃々諤々話しあった。
ようやく合意を見出せたというので、私が北京に行ったのが01年の12月11日でした。
(中略)
いよいよ最後の話し合いというときに、石広生・対外貿易経済協力相が
「中国はなにも合意していない」とうそぶくんですよ。
(中略)
横を見ると、日本の役人たちが中国の役人をにらみつけていて、
中国の役人はみんな下を向いてる。 そのとき、ハッと気付いたんです。
これは日本が常に譲歩してきたことによる習性なんだと。
最終段階でゴネれば、日本の政治家や経済人は3つのうち1つくらいは譲歩する。
だから貿易担当大臣の態度は、“標準動作”なのです。
(中略)
だから私は「これ以上いても無駄だからみんな帰ろうよ」と言って立ってしまった。
向こうは呆気にとられて、ドアまで送ってもこなかったですね。
私はそのまま日本に帰ってきました。
そうしたら純ちゃん(小泉首相)が困っちゃって、
(中略)
頼まれたので、12月21日にもう一度言ったら、今度は3分ですみました(笑)
例の大臣が大臣室でコーヒーをごちそうしてくれて、車のとこまで送ってきた。
だから中国とは、ある程度毅然たる態度でやることが必要だと思うんです。