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・鳩山首相は28日夜、普天間問題を巡る政府方針の決定を受け、首相官邸で記者会見に臨んだ。
■質疑応答
―沖縄と社民党の合意がない不完全な内容だ。
連立与党の一員である社民党の福島党首を罷免せざるを得ないことになった。まさに慚愧にたえない。
連立3党の維持にこれからも努めたい。
―福島氏を罷免するに至った経緯は。
社民党は以前から基地の縮小、県外、国外への移設を強く主張してきた。根本的な部分において、
基地問題に対する考え方の違いがあった。
今回は沖縄県の辺野古ということが日米で合意されている以上、他のどのような文書が交わされると
しても、党として、あるいは福島氏として署名することができないということになった。日米の合意が
2プラス2でなされた以上、当然ながらしっかりと守らなければならない。その中で署名がなされない
ということであれば、罷免せざるを得ないという状況になった。
連立3党の中で、普天間をはじめとする米軍再編に関する食い違いが際立ったところがあった。
政権の樹立の時に合意した文書には、米軍再編は見直すと書かれていたが、必ずしも県外、
国外ということを規定していたわけではない。ただ私自身の発言、あるいは民主党自体がかつて、
そのことを主張していたという事実があった。
―福島氏を罷免しても3党の枠組みに変化はないのか。
福島氏に、できれば連立の中でこれからも協力を願いたいと伝えた。ただ、党首という立場で
罷免されるのであれば、なかなか簡単ではない、連立を維持するのはそう簡単ではないかも
しれないという話があった。
私としては連立を維持していきたい。社民党が望むなら、新たな閣僚に入ってもらうことも当然、
視野にある。それは社民党が30日に議論して決めることだ。私の考え方は伝えている。(抜粋)
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