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◇大宮駐屯地に18社264人
新入社員や若手社員を陸上自衛隊に「入隊」させる企業が増えている。「隊内生活体験」という短期研修だ。
学生気分を一新させ、企業戦士に変えようという狙いなのか。さいたま市北区の大宮駐屯地をのぞいてみた。
◇安く早く「即戦力」育成狙う
「右向けー右! 敬礼! 左向けー左!」
陸自大宮駐屯地。第103特殊武器防護隊で、教官の低く太い号令が響く。
カーキ色の制服を着込み、横1列になって緊張しているのは、2泊3日の「隊内生活体験」に参加した若手会社員の
男女7人。黒い帽子の下から茶髪がのぞき、つま先に金属の入った約2キロの安全靴が重そうだ。
すべての行動の基礎となる初日の「基本教練」。「気をつけの足の開きは60度」と指示は細かい。違う動きをすれば、
「しっかり聞け」と怒号も飛ぶ。
50分の訓練の途中、1人の靴ひもが少し緩んでいることに教官が気づく。「反省」の腕立て伏せが7人全員に課せられた。
東京都内の不動産関連会社の新人社員福沢碧さん(22)は「ゆとり世代なので、こういったことに慣れていません。未
知の世界です」。2日目は一糸乱れぬ行進を訓練、3日目は重さ10キロのリュックを順番に背負い15キロを行進した。
サッカーJ1・大宮アルディージャの運営スタッフも別の日に参加した。体験する内容は違って、初日からロープの上を
腹ばいで渡るといったメニューをこなした。
asahi.com:新入社員を陸自「入隊」続々 なぜ-マイタウン埼玉
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