10/05/25 16:49:22 0
障害者対象の特別支援教育を受ける児童・生徒が県内で増えている。昨年度、公立小中高校の
通常学級在籍者数は01年度に比べて17%減ったが、特別支援学級・学校の児童・生徒数は
48%増え、2369人だった。
県教委によると、中でも知的障害者の増加が目立ち、ここ10年間で80%増えた。
県教委は「従来は通常学級で学ばせようとする保護者が多かったが、最近は特別支援学校を選ぶ保護者の方が
多くなった」(新しい学校づくり推進室)とみる。
ただ、小学部では知的障害者のうち軽~中度が28%、重度が63%だが、高等部では54%が軽~中度で、
33%が重度(いずれも昨年度)。県教委によると、中学まで通常学級に通った生徒が高等部に入る傾向が
強まっているためとみられる。県教委は「学級内で障害の程度の差が大きいと指導が難しくなる」(同)と懸念している。
また、児童・生徒の増加に伴って、県内の特別支援学校9校中、5校は教室が不足している。
県教委は24日、中学、高校、特別支援学校の校長と有識者ら13人による審議会を発足させた。
審議会は5回の会合を開き、県教委はその答申に基づいて来年度、特別支援教育の方向性を示す計画を
策定する。【小林悠太】
毎日新聞 2010年5月25日 地方版
URLリンク(mainichi.jp)