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野党の公明党とその支持母体である創価学会は今、落ち目の民主党に
距離を置く姿勢を取っている。一時は、政権与党となった民主党への
「擦り寄り」が目立ったが、創価学会幹部が「安易に擦り寄るな」とブレーキを掛けたからだ。
創価学会の意向は「もっと高く売れ」というもの。鳩山内閣の支持率が凋落する中、
参院選を前に公明党は「第3勢力」として独自路線を強め、選挙後のキャスチングボートを握って
連立組み替えによる与党復帰を視野に入れる。だが民主党にどこまで肩入れするのかは、
公明党・創価学会内でも意見が割れている。(敬称略)
政権交代後、公明党は代表に山口那津男が就任してから民主党に擦り寄り始め、
2009年度第2次補正予算に賛成票を投じた。2010年度予算は反対に回ったものの、
自民党とは一線を画して審議促進に協力。民主党の目玉政策である子ども手当支給法や、
高校授業料無償化法にも賛成して成立に手を貸した。
前代表の太田昭宏は「民主党との連携に邪魔」とばかりに参院選比例代表候補から外され、
山口は一時「民公蜜月」の象徴的な存在となった。
しかし、創価学会内には公明党の「民主擦り寄り」に不満を持つ幹部も少なくなかったとされる。
特に、公明党が子ども手当に賛成したことに対し、ある学会幹部は「1年限りの時限立法で不十分。
もっと実を取るべきだった」と党の対応を批判したという。
「創価学会は今、バラバラなんです。昔のような『金太郎飴』じゃない。
民主支持か自民支持かで幹部が割れている」―。学会の内情に詳しいある政府関係者はこう語る。
実は、公明党の擦り寄り路線が目立ち始めた頃から、学会内には「擦り寄り」への
批判を警戒する声が出ていた。「政治とカネ」の問題で批判にさらされる民主党幹事長
小沢一郎に対するアレルギー反応も学会には根強い。鳩山内閣の支持率が急落し始めたこともあり、
「安易に鳩山や小沢とくっつくな、という指令が学会から公明党に下りてきたようだ」と政府関係者は指摘する。
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