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★「口蹄疫」被害拡大 農水官僚の罪
・「大臣不在で動きにくいのは分かりますが、役人の側にも主体的に取り組もうという姿勢は
見られませんでしたよ」
農水省事情通がこう言う。
被害拡大が止まらない宮崎県の口蹄疫。殺処分対象となった牛や豚は12万5000頭で、
最終的にはさらに20万頭増える見通しだ。2000年の発生時は、宮崎県で殺処分された
牛は35頭だったから、今回の被害はケタ違いである。ウイルスの感染力が強く、一気に
拡大したとみられているが、10年前にノウハウを蓄積したはずの役人の動きも鈍かった。
マスコミ関係者が言う。
「農水省は、感染疑いが明らかになった4月20日に赤松大臣を本部長にした口蹄疫防疫
対策本部を立ち上げています。記者クラブにもペーパーをまいたり、ブリーフィングを
行ったりした。しかし、どこか他人事で、防疫対策や補償問題に本腰を入れて取り組む
姿勢は見られませんでした。口蹄疫は人間に感染しません。感染した肉を食べても
大丈夫。だから、高をくくっていたようです。第一義的には、国ではなく県の問題という
ムードも見受けられました」
01年に国内でBSEの感染が確認されたときは、農水省の活発な動きをマスコミが報じて
風評被害が大きくなった。その反省もあったという。極めて専門的な問題なのに、ゴールデン
ウイークで関係先との連絡に手間取る“不運”もあった。それでも、農水官僚は罪を免れない。
「彼らは政治主導を口実にサボタージュしたのです。10年前の経験を踏まえていれば、
“素人”の赤松大臣の海外出張を止めておかしくなかった。ところが、大臣の外遊には
約10人の職員も同行した。赤松大臣は、昨年の衆院選前に民主党の政策を批判した
井出次官を更迭せず、政権交代前の駆け込み天下りにも目をつむった。あれで官僚は
赤松大臣をナメてかかるようになった。今回も緊張感を持って対応していたのか、
疑わしいです」(霞が関事情通)
赤松の脇の甘さはどうしようもないが、見て見ぬふりの役人たちもふざけている。地元の
苦悩は深まるばかりだ。
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