10/05/23 19:10:21 0 BE:342921252-PLT(12556)
さて、今日の本題はこれではない。先週の金曜日の14日、東京地裁で開かれたNHKスペシャル
「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」をめぐる訴訟についてである。
昨年4月5日に放送された同番組をめぐっては、取材を受けた台湾少数民族・パイワン族や視聴者ら計約1万300人が、
番組内容に偏向・歪曲(わいきょく)があったとしてNHKに計約1億1千万円の損害賠償を求めている。
その第二回の口頭弁論でパイワン族男性が「パイワン族の名誉を徹底的に傷つける放送で、決して許すことはできない」
と意見陳述したのである。
1万300人もの原告数というのはどうやら、日本の裁判史上最大の規模とされている。米軍基地をめぐる騒音や公害など
過去様々な事案で原告数がふくらんだ訴訟はあったが、それを上回る規模である。
俎上(そじょう)にのぼっている番組の問題点を簡単におさらいしておく。番組全体に日本を貶(おとし)める意図が
あったのではないか、取材した関係者のコメントのうち、自分たちの番組の企画に沿った部分のみが取り上げられ、
恣意(しい)的な番組づくりが行われたのではないか-という包括的な疑義があったうえで、「日台戦争」
「人間動物園」といった番組で使用された言葉が問題視されている。
このうち、「日台戦争」という言葉は以下のように使われた。
《日本軍に対し、台湾人の抵抗は激しさを増していきます。戦いは全土に広がり、
のちに「日台戦争」と呼ばれる規模へと拡大していきます》
台湾と日本の間に戦争をした事実はない。出演した台湾人からも「先住民族の抵抗なら治安の悪化だ」
「戦争は言い過ぎ。NHKの誤り」などと抗議があがっている。
NHKは「日台戦争」という言葉について、日本の大学教授らが使っていると根拠を挙げた。
しかし、「平成に入って用いられた造語。確かに『日台戦争』という言葉を一部の大学教授が使っているが
原典は戦争の定義もしておらず、治安回復のための掃討戦に過ぎない」(日本李登輝友の会関係者)という。
(続きます)
*+*+ NHKニュース 2010/05/23[19:10:19] +*+*
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