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小沢鋭仁環境相と中国の周生賢・環境保護部長は22日、
北海道千歳市で会談し、春先に中国大陸から飛来する
黄砂対策で連携を強めることを確認した。環境省によると、
中国の環境相に当たる周部長は、日本、中国、韓国の3カ国で
黄砂の発生を抑制する対策を話し合う作業部会を、
年内に中国で開くと表明。小沢環境相は、中国の黄砂対策への
資金協力に前向きな姿勢を示した。
3カ国は2006年、黄砂対策を進めることで合意。
飛来状況のモニタリング(監視)と、
発生抑制策の二つの課題で共同研究を進めている。
発生抑制策については、08年に1回目の作業部会が開かれたが、
09年の2回目に中国が欠席、議論が進んでいなかった。この日、
周部長は会談で「隣国に迷惑はかけない」と話したという。
これに対し、小沢環境相は、途上国の温暖化対策を支援するために
12年までに官民合わせて1兆7500億円を拠出する「鳩山イニシアチブ」
の一環として、資金協力する姿勢を見せた。
黄砂は洗濯物や車を汚すだけでなく、
アレルギーなどの症状を悪化させる可能性が指摘されている。
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