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★口蹄疫の報道がされないのは民主党への遠慮!? 我々“マスゴミ”に、良心はないのか?
・筆者・山口敏太郎もメディアの世界で生きる人間であるが、昨今の口蹄疫問題に対する
偏重報道には怒りを感じている。自民党が与党の時代には自民党に遠慮し、民主党が
政権を獲った現在では、民主党に遠慮している人間がこの世界には多い。
たとえ与党であっても、失政は失政としてマスコミが報道すべきではないだろうか。日頃、
国民の皆さんに「マスゴミ」と呼ばれお叱りを受けている我々メディア側の人間が、
いまこそ“宮崎県で起きている事実”を報道すべきである。“ゴミにはゴミなりの良心”
というものがあるはずである。今ここで闘わずして、マスコミ人といえるのか。
宮崎県の口蹄疫報道では、数々の国民感情に訴えるようなシーンが、番組やメディアによっては
カットされている。東国原英夫知事の涙声の会見や、プロゴルファー横峰さくらによる1200万円の
賞金寄付発言などを、お上のご威光を恐れて流さない媒体が幾つかある。
確かに、メディア系の企業に勤務する人たちも、組織の一員たる会社員であり、及び腰に
なるのはわかる。政治家に睨まれて、自社の上層部に電話でもしたら、昇進や査定に悪影響を
及ぼすのかもしれない。
だが、“事なかれ主義で無難で生きたい”と思うなら、表現や報道の世界で生きるのを辞めれば
よいのだ。曲がりなりにも情報発信ができる立場の者ならば、この国難に立ち上がり声を
あげるべきではないか。今や口蹄疫問題は、個人や企業の支持政党や理念といった、
党派・派閥などは関係がない大問題となっている。日本人として、この国の畜産を守る
ために、真実の報道をすべきである。筆者のことを「オカルト作家風情が」と笑う暇があるならば、
己のできることをやるべきだ。(>>2-10につづく)
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