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・旗色が悪くなってくると、マスコミ批判を始める-。これは、歴代内閣の末期によく見られた症状である。
鳩山内閣が今、末期だというわけではない。口の悪い政界関係者の間では、「支持率0%でもあの人は
辞めないだろう」と言われるほど粘り強い鳩山由紀夫首相のことだから、鳩山内閣の末期はまだ先のようだ。
だが、それでもマスコミ批判はかなり目立つようになってきた。
5月17日に行われた民主党の小沢一郎幹事長の記者会見で、小沢氏の資金管理団体
「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件に関連して以下のようなやりとりがあった。
記者団は、小沢氏が潔白を主張しているが世論はそう理解していないと指摘した上で、
次のように質問した。
「幹事長の思いと国民とのギャップはどういう点から生じていると思うか」
これに対して、小沢氏はこう答えた。
「あんた方の報道でしょうね」
マスコミの世論調査では、小沢氏が事件についての説明責任を果たしていないという回答が
多いが、小沢氏によれば、それはマスコミ報道のせいだということになるようだ。
一方、内閣支持率が下がり続けていることについては、国民新党代表の亀井静香郵政改革・
金融相が5月12日の記者会見で次のように発言している。
「あんたたちがさ、バラエティー番組からなんからよくやってくれるな。あんなことやって
支持率が下がらないわけがない。けしからんと叩(たた)いて、支持率どうですかと聞いたら、
ほめる回答がくるわけないじゃないか。当たり前のことだ」
また、仙谷由人国家戦略担当相は5月11日の記者会見で、マスコミ報道の傾向について、
「メディア上は『政治とカネ』や普天間の問題でスペースが占拠されている印象を受ける。
みなさんのニュースの量が、(鳩山内閣が)実行していることよりも、実行できていないことに
スペースが割かれ、どうしても世の中の心理がそちらに動く」と述べた。(>>2-10につづく)
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