10/05/20 00:39:11 1r4kQFfkP
今回の赤松口蹄疫は、明らかに初動における政府の怠慢、
っていう点は動かしようがないだろうな。
マスゴミの政権擁護が続いているが。
ただ、1点だけ違和感を覚えるのは、牛豚の殺処分に対する
感情的・情緒的な情報の伝達。
「政府の怠慢によって、殺す必要のない家畜がどんどん殺されていく。
子豚や子牛を撫でてやり、言葉を掛けてやってから薬剤を注射。
畜産農家の腕の中で、小さな命が動かなくなっていく。これは悲劇だ」
といった感じのもの。
たしかに、農家では一頭一頭に名前を付けて、大切に肥育されているんだと思う。
こうやって明文化すれば、いかに悲劇かという認識もできる。
これが愛玩動物だったら、完全に同意するんだけど、いずれは食料として屠殺
される運命なんだよね。
敢えて恣意的な書き方をすれば、「殺して食うために育ててる」。
食料化のための屠殺は問題無いけど、病気になった場合の殺処分は悲劇、
っていう話しのしかたに、微妙に違和感が拭い切れん。
「微妙に」って書いたのは、やはり現地の農家の方々の気持ちを見聞きすると、
やはり共感したり感情移入はしてしまうから。
なんか、こう、複雑な気持ちになる。
人間の作ったルールやエゴに、動物が振り回されている構図が浮かぶけど、
そもそもそんなことを考えること自体がエゴなんかもしれん。
今夜も日向鶏の焼き鳥を感謝して食べた。命を戴くことへの感謝。
命ってなんだろうな。命を奪って食わないと生きられないのも自然の営みなんだけど。
「命の大切さ」ってよく言うけど、違う気がする。それを言うなら、「命のありがたさ」だよな。
命は大切とか言ってるアホウは、水だけ飲んで生きてろよって思う今日この頃。