10/05/18 14:30:49 0
・いやはや、すさまじいばかりのぶっ叩き方ではないか。
普天間移設をめぐるマスコミ報道のことである。どの新聞も「5月決着断念」と大見出しを掲げ、
鳩山政権の責任を追及していたが、それでは彼らは「どうしろ」と言うのだろう。
自民党時代の当初案、辺野古の埋め立て案がベストで、混乱を招いた鳩山が「ケシカラン」と
いうのであれば、それでもいい。しかし、鳩山政権を批判する朝日新聞がくしくも世論調査を
していたが、沖縄の世論は「沖縄の基地を将来的に縮小する」「全面的に撤去する」が85%
なのである。それなのに、沖縄の基地について「県外、国外」を掲げた鳩山政権を非難する。
そのやり方もえげつない。朝日は同じ世論調査で、迷走する鳩山政権の妥協案について、
賛否を問うた。つまり、一部を鹿児島県徳之島に、残りを県内に、という案である。
そりゃ、県外、国外移設を期待した沖縄県民は「それでは不満」と言うだろう。それをもって、
「首相案に反対76%」の大見出しを掲げ、〈「首相の約束」の信用は地に落ちることになりそうだ〉
などと書くのである。
なぜ、「沖縄の基地を県外、国外に移設しようとしている鳩山政権を評価しますか」という
質問をしないのだろう。そうすれば、多くの県民が「評価する」と答えるはずだ。迷走ぶりだけを
クローズアップし、政権を叩く裏に何があるのか。そこにはドス黒い「悪意」を感じるのである。
●普天間当初案がいかにデタラメか
もちろん、それは朝日に限らない。いまや、ほとんどのメディアが朝日と同じ論法、論調で、
鳩山政権を叩いている。
確かに、交渉ベタであり、情報管理もなっていない。戦略不足、政治的能力の欠如は認めるが、
それだけで鳩山を犯罪者のごとく叩くのはいかがなものか。「普天間政府案難点だらけ」
「八方ふさがり」とは読売の見出しだが、明らかにやりすぎなのである。普天間問題に詳しい
ジャーナリストの横田一氏はこう言う。(>>2-10につづく)
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