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・女性ファッション雑誌でアフリカへのチャリティー支援を取り上げる記事やキャンペーン企画が
相次いでいる。4月には都内で、アフリカ南部のザンビア支援のチャリティーイベントとして、
有名モデルによるファッションショーも開かれた。なぜ今、ファッションでアフリカなのか。
別冊付録として「チャリティをもっと身近に感じるためのガイドブック」を作ったのは、ファッション
雑誌「25ans(ヴァンサンカン)」だ。モデルの紗耶がザンビアを訪れ、同国の医療施設不足の
問題などについてリポートしている。
ファッション雑誌「GLAMOROUS」は、「グラマラス・ママ」というチャリティープロジェクトを
立ち上げ、1月にリア・ディゾンや益若つばさといったママモデルと子供の写真展を開催、
収益をアフリカなどに寄付した。今月16日にも同種のチャリティーイベントを行った。
ヤングママに人気の雑誌「VERY」も、タンザニアの妊産婦が医療施設や人材の不足などで
高い死亡率に置かれている現状を掲載している。
なぜアフリカなのか。グラマラスの遠藤友子副編集長は「こうしたファッション誌の読者は、
かつて20代でセレブファッションを追いかけていた世代。チャリティーを行う海外のセレブの
ことも知っており、“イイ女はチャリティーをする”という認識がある」と背景を分析。
雑誌の枠を飛び越えた動きも出てきている。
4月には東京・原宿でザンビアの妊産婦を支援するチャリティー企画「MODE for Charity
2010」が開かれ、モデルの冨永愛らが出演するオープニングイベントのファッションショーは
400人の女性らでにぎわった。賛同人には、複数の女性ファッション雑誌編集長やデザイナーが
名を連ねた。
イベントを共催した途上国を支援するNGO「ジョイセフ」の石井澄江事務局長は「モード、
ファッションは、広くとらえると生き方、ライフスタイルになる。日々の暮らしの中でちょっと
立ち止まり、助けを必要としている女性たちに思いを寄せる。そんなライフスタイルって
すてきだと思う」と話している。(抜粋)
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