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★【口蹄疫】やっと対策本部 危機感欠如の政府に批判
口蹄(こうてい)疫の被害が拡大していることを受けて政府は17日、これまで「対
策の遅れはない」(平野博文官房長官)と言い張ってきた姿勢を事実上修正し、ようや
く鳩山由紀夫首相直轄の対策本部を設置した。感染経路解明の難しさや被害拡大が予想
を上回る早さだったとはいえ、遅きに失した感は否めない。鳩山政権にとっては、米軍
普天間飛行場移設問題に続く「失政」となる懸念も出ている。
首相は今回、赤松広隆農水相がトップの同省対策本部では対応できない事態と判断
し、自ら指揮を執る選択をした。背景には、被害拡大の中、現地からの悲鳴をよそに外
遊や政治活動を優先した赤松氏への批判の高まりもあるとみられる。
赤松氏は4月20日に感染が確認されていたにもかかわらず、30日から9日間、中
南米を訪問した。この間、殺処分対象の牛と豚は4369頭から一気に14倍以上の6
万2426頭に跳ね上がった。しかし、5月8日に帰国した赤松氏が真っ先に向かった
のは栃木県。民主党衆院議員の後援会会合出席のためだった。
赤松氏がやっと宮崎県を訪れたのは10日になってから。鳩山首相は「必要以上にさ
まざまな風評が立つと、農家の方が困る」と、対応の遅れを釈明したが、すでに感染は
拡大しており、風評被害を気にする段階は過ぎていた。赤松氏は17日昼、首相との会
談後も記者団に「対応が遅れたとは思っていない」と自己正当化を試みた。
(続く)
■ソース(産経新聞)(酒井充)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)