10/05/16 23:33:09 HzvdwLNW0
>>181の続き
・種牛の移動許可→特定の家畜のみを搬出制限区域外へ移動させるのには、国の許可も必要だし、周囲の畜産家の許可も必要（特別扱いになるから）。
今回、周囲の農家は種牛さえ無事なら今後に望みを託せると判断したのだろう。
農水省における判断は大臣ではなく、「牛豚疾病小委員会」という審議会で行われる。
・今は獣医もそうだが補てい（動物を抑えて動かなくする役）技術者も足りない。その為に殺処分も追い付いていない。
殺処分さえしてしまえば体内のｐｈが大幅に変化（酸性に傾く）ので、体内でウイルスが増殖することは防げるのだが…。
・輸出について→ＯＩＥ（国際獣疫事務局）への報告は当然済んでいる。輸出に関しては、感染区域以外の安全が確認されているものに限ってだが、
一部で輸出が再開されている（農水省ＨＰによると香港、マカオ）。
ＯＩＥそれそのものは制限や罰則を加えるものではなく、衛生条件という基準を設けているだけ。日本では「動物検疫所」という所が担当している。
実際の輸出入に関しては、非感染の物を取引先が「それで構わない」と言うのであれば止める理由は無い。
こんなトコかな？
対応してくれた責任者の人は凄く丁寧に話してくれていたと思う。
ネット上の話はブログソースでも自分で見たわけではないのであまり深くはツッコめなかった。
で、思ったのは、やっぱり中央だけで情報を集めるのは限界があるという事。
皆が皆行く必要はないけど、総指揮に当たる人間位は現場を自分の目で確認して、情報に差異や誤解が無いか確認しないと適切な対処が行えない。
農水省の人間は良くも悪くもマニュアル通りに動いてる。
それ以上の対応が必要な場合は結局トップが動かなきゃいけないわけで、そういう所で遅松の仕事に対する不誠実さが暴露されたと見ていいと思う。
以上、ﾁﾗ裏でした。