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「特捜部は、日本の権力者に歯向かう役割でスタートした。その後ろ盾には米軍がいたんです。
それが今も続いているんです」~1月14日孫崎享元外務省国際情報局長インタビュー13
URLリンク(www.iwakamiyasumi.com)
なぜ、検察の動きを見ていると、アメリカの意思が分かるのか、そうたずねると、「特捜部という
組織について知るには、その起源を知らなくてはならない。特捜部の出発は、GHQ(進駐軍)が
支配していた戦後直後にさかのぼるんです」と孫崎氏は語った。
孫崎「愛国者という言葉を避けると、その時の政府に、その時の日本の権力者に歯向かう役割で
特捜部はスタートしているわけですよ。じゃあ誰が後ろ盾にいるかというと、米軍がいたわけですよ。
それが今日まで続いているわけです」
岩上「そうなんですか、なるほど。日本国内の、国民に選ばれた正当な政治権力に対しても特捜部
は歯向かう。その背後には、そもそも出発点からアメリカの存在があった。ということは、東京地検が
日本が対米隷属から離れて、独立独歩の道を歩もうとする政治家をねらい打ちにしてきたのは、
ある意味で当たり前なんですね」
孫崎「特捜部のトップは、皆、外務省に出向して、駐米大使館勤務を経験したりしていますよね。
あれは、大使館勤務が大事なのではない。留学でも何でもいい。検察に入ってから、アメリカに
何年間か滞在することが大事。その滞在期間中の経験こそが、大事なんです。その期間中に、
権力の機微を学ぶんですよ。くわしくは、私は専門家ではないので、これ以上は言いませんが」
孫崎「先に述べたように、小池百合子さんが武村官房長官について話していることなどが、ひとつの
例でしょう。他にも多々あると思いますよ。各省庁の幹部に、どれだけ米国への出向経験者がいるか、
ということを調べた人がいます。すると、法務省では、出世組の中に、米国出向経験者の占める割合
が高いんですね。他省庁と比べても、ずっと高い。不思議ですよね、これ(笑)」