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○口蹄疫被害 広がる支援、宮崎大生ら学内で募金
県内で被害が拡大している家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」問題で、宮崎大（宮崎市）の農学部生らが１４日までの３日間、学内で
募金と署名活動に取り組んだ。集まった約２６万５０００円は県を通じて農家や地域へ届け、１２６３人分の署名は赤松農林水産相へ
送り、国の支援強化を要請する。参加した学生たちは今後も活動を地道に続け、農家や地域を側面から支えていくつもりだ。
企画したのは同学部食料生産科学科３年の中村陽芳(はるか)さん（２０）ら学生と同大学院生。活動のきっかけは「何もできないのが悔しい。
被害が発生した地域だけの問題じゃないのに」という中村さんの思いだった。熊本県の実家は和牛の繁殖農家。口蹄疫のために、我が子の
ように育てた牛や豚が殺処分される現実を目の当たりにするのはつらく、とても人ごととは思えなかった。
周囲に呼びかけると、たちまち賛同の輪が広がり、「みんな同じ気持ちとわかり、本当にうれしかった」。活動を知った学外の人が
約２万円を届けてくれたこともあったという。
最終日は卒業生も含めて約３０人が参加。「学生の私たちからできることを始めましょう」などと声を掛けると、学生だけでなく職員らも
快く協力した。口蹄疫に関する情報や注意点を記したチラシを配ったほか、発生地の地図や新聞記事も掲げて啓発に努めた。
中村さんは「農家の人たちを少しでも元気づけたい。私たちも応援している、と伝えたい」と話している。
☆写真：農家への迅速な支援を求めて署名を呼びかける学生ら
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□ソース：読売新聞
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