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・口蹄疫問題で、赤松農相をはじめとする政府対応が遅いとする批判が「ツイッター」などを
中心にネット上にあふれ、“炎上”している。情報がネットの口コミで広がる一方、「報道統制が
行われている」といった誤情報も広まり、ネットの利点と危うさが共存する展開となっている。
「ある酪農家は(牛の)最期に、一番上等な餌を食わせて、頭をなでてやって、乳房をふいてやって
そして目の前で殺処分されていくんですよ。大臣、その悔しさがわかりますか」
11日の農水委。赤松農相への質問を行った江藤委員(自民)は、地元・宮崎の悲惨な現状を訴え、
赤松氏が外遊していたことなどを批判した。赤松氏は「支障があったとは理解していない」と反論。
「泣けた」「怒りに震えた」…。ツイッターでは11日から、この質疑動画へのリンクを張り、
口コミで広めようとする動きが急増した。ニコニコ動画は会員登録が必要にもかかわらず、
再生回数は約10万回に達した。
酪農家支援の募金受付先の情報などもネットを駆けめぐった。同時に、赤松氏らへの批判や
誹謗中傷の書き込みも急増した。
9日には、明らかなデマも流布された。
「原口総務相が『報道規制』を指示」。そんな情報が流れ、リツイートで伝搬した。
9日朝、政府の口蹄疫対策の遅さを指摘された原口氏は「発生後、すぐ私は指示をしています」と
反論、続けて「風評被害が大きくなれば、さらに大きな被害となります」と書き込んだため、テレビ局を
監督する総務省が規制をかけたと解釈された。
平成12年の流行時に風評被害が出たため、マスコミの口蹄疫報道が当初は事実だけを伝える傾向
だったことも一因との見方もある。誤解に気づいた原口氏は11日、ツイッターで「指示」の内容を
「自治体を全力で支えること」などと説明し、「報道規制の指示などありえない」と否定に躍起だ。
「口蹄疫に使う消毒液が、民主党幹部地元に横流し」。そんな情報も駆けめぐった。「ソースを吟味
しないと、踊らされるぞ」。ツイッターで伝搬する情報の中では、こんな書き込みも目立つ。(抜粋)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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