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★【攻防―2010参院選】宮崎・口蹄疫 自民「農家の味方」前面 連休中外遊の農相を批判
・宮崎県で家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の被害が広がっている問題で、自民党が
「初動対応の遅れが感染拡大を招いた」など政府批判を強めている。連休中に外遊した
赤松広隆農相をやり玉に挙げ「政権の危機管理意識の薄さ」を指摘することで、農政に
強い自民をアピールし、参院選での農業票奪還も狙っているようだ。
「キューバに行っていたと聞いている。口では食の安全と言うが、その重要性を認識していないと
言わざるを得ない」
自民の大島理森幹事長は11日の会見で、連休中に中南米を歴訪した赤松農相を批判。
田野瀬良太郎総務会長は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題と絡め「大変な
問題なのに(政府は)普天間などいろいろなことに気を取られ、非常に対応が遅い」と憤った。
谷垣禎一総裁は4月28日に宮崎県を視察。党として、農家の一時金給付や飼料代補てんなど
約50項目の要求を政府に突きつけた。党本部玄関には「参院選対策本部」と並べて「口蹄疫
対策本部」の巨大な看板を掲げる熱の入れようだ。
「鳩山(由紀夫)首相が沖縄を訪問した際も関係閣僚が外遊していた。口蹄疫と普天間は、
政治主導が機能していない現政権の象徴」と党幹部。2007年参院選の自民大敗の一因が
農業票離れだっただけに「口蹄疫対策で『農家の本当の味方は自民』が浸透してくれれば」
(九州の自民議員)という思惑もにじむ。
現地入りが谷垣総裁より約2週間遅れた赤松農相は11日の会見で「風評被害やまん延防止の
観点から(視察を)控えていた」と釈明したが、自民党は終盤国会でも口蹄疫問題を取り上げ、
赤松農相を追及する方針だ。
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※前(★1:05/12(水) 14:23:39):スレリンク(newsplus板)