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★首相ぶら下がりに異変 逆ギレ、無視… メディア対応見直しの動きも
・内閣支持率の低下に歯止めがかからない鳩山内閣が、メディア対応の見直しを
図り始めた。米軍普天間飛行場の移設問題が混迷の度を増すごとに、鳩山由紀夫
首相の言葉の「揺らぎ」が問題となり、支持率低迷の最大要因になっていると判断
したためだ。「ぶら下がりをやめて記者会見にした方がいい」(政府高官)との声も
上がっている。
首相は就任当初、記者団によるぶら下がり取材に丁寧に応じていたが最近は
変わりつつある。4月21日のぶら下がり取材では、秘書官が「あと1問」と言ったにも
かかわらず、首相は無視して退去。質問する記者をにらみつけ、「コメントしないことを
ご容赦いただきたい」と語気を強めたこともあった。
政府・与党内では、こうした首相のメディア対応の変化が、7月の参院選に悪影響を
与えかねないとの危機感がある。首相の現在の「思い」よりも、政権のこれまでの
「実績」をPRすべきだという声も高まっている。
11日の閣僚懇談会では平野博文官房長官が各閣僚に対し、「マニフェスト
(政権公約)で約束したことが一歩一歩動いていることをアピールしてはいかがか」と
異例の要請をした。
民主党の石井一選対委員長も11日、首相官邸で首相と面会し、「しっかりとした
(政権の実績の)アナウンスメント(公表)を政府としてやってもらいたい。それを
やってもらわなければ、選挙に責任が持てない」とくぎを刺した。
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