10/05/11 17:36:51 0
(>>1のつづき)
あのまま高支持率をキープして予算審議やマニフェスト実現がスムーズに進み、参院選でも
民主党に圧勝されたら、旧勢力の出番は二度と来なくなる。逆転は不可能だ。それで、予算審議が
始まる1月に“小沢事件”を仕掛けたわけだ。これはもう、歴史に残る政治陰謀と言うしかないだろう。
●旧勢力が仕掛けたワナにはまるアホ大臣たち
果たして、旧勢力の狙い通り、鳩山内閣の支持率はドカーンと暴落した。このあいだまで新政権を歓迎
していた国民も、年が明けて大マスコミの反小沢キャンペーンが始まると、コロリと心変わり。いまや
支持率は「危険水域」の20%割れが時間の問題となっている。
慌てふためいた民主党は内輪モメでシッチャカメッチャカだ。前原国交相は外遊中に「参院選は
歴史的敗北になる」と得意げに言い切り、だからその前に「小沢幹事長がどういう判断を下すか」と
辞任をほのめかした。仙谷国家戦略相も「参院選候補者の生の声が(小沢氏にも)届いているのでは
ないか」、枝野行政刷新相も「(進退は)政治家としての責任に基づいて判断することだ」などと、
マスコミの前で言いたい放題である。
政治評論家の本澤二郎氏が憤慨して言う。
「そもそも閣僚に課せられた使命は、総理大臣を中心に結束して、政府の仕事を粛々と遂行することです。
自己保身と自己宣伝ばかりの人間が大臣をやる資格なんてありません。ここまで党内のタガが緩んで
しまったのは、霞が関や大マスコミなどの旧勢力が小沢幹事長の動きを徹底的に封じ込めたから。
民主党政権はこうした旧勢力にメスを入れる革命的な大仕事を任されているのに、肝心の閣僚に
まるでその自覚がない。それどころか、彼らの思惑通りに踊らされているのだから呆れてしまいますよ」
本当だ。仕掛けられた陰謀のワナにはまり、自壊を始めている民主党政権。閣僚が小沢批判を
口にすればするほど、大マスコミは喜んで騒ぎ立てる。党内はますます動揺し、世間の民主党離れが進む。
この悪循環で、民主党の混乱は雪だるま式に膨らんでいるのだ。
ついには1年生議員の横粂某までが「国家のために幹事長は辞すべき」なんてキャンキャン吠え出す始末。
旧勢力は今ごろ、ほくそ笑んでいる。(>>3-10につづく)