10/05/11 17:36:23 0
・いつが転機だったのだろうか―。鳩山政権に対する大きな期待が、不満と失望に変わってしまった。
鳩山献金問題が出始めていたが、事業仕分けは評判が良かったし、支持率も50%前後をキープ。
一部を除いて、大マスコミに鳩山政権倒閣の動きは見られなかった。
ところが今年1月、小沢幹事長の4億円の土地取引問題が出た頃から様子が一変した。
テレビや新聞は「政治とカネ」追及一色となり、小沢幹事長が立件されるかどうかが最大の関心事に
なった。鳩山献金問題もヤリ玉に挙げられ、新政権を見る世間の目は一気に変わってしまった。
だが、小沢事件は、政権の運命を変えるほど悪質だったのか。ジャーナリストの魚住昭氏がこう指摘した。
「小沢幹事長の4億円問題は、陸山会の運転資金が足りなくなり、小沢氏が一時立て替えをしたという話。
政治資金規正法では、立て替え払いまで記載しろとはなっていません。そういう本質の議論を飛ばして、
検察はいきなり石川議員を逮捕し、メディアは小沢=悪のバッシング報道一色になった。
まったく異常です」 そういうことだ。
そもそも小沢幹事長の不動産取引は10年以上も前からあったこと。とくに話題にもならず、西松建設
事件で大久保秘書が逮捕されたときも、問題にされなかった。それが一気に火を付けられた格好だ。
しかも、信憑性のない水谷建設元会長の裏金献金の尾ひれまでつき、無理やり疑惑だけが
何倍にも膨らまされた。
今から考えれば、仕掛けられたのは歴然だ。素人でも気づくことである。最初から小沢幹事長は
狙われていたのである。政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「政権交代の立役者である小沢一郎さえいなくなれば、民主党はシロウト集団にすぎず、どうにでも
コントロールできる。それで小沢潰しが起きたのです。小沢は中国に接近し、日米従属関係を見直そうと
していた。政治主導を進め、宮内庁長官まで批判した。自民党政権下で甘い汁を吸い続けてきた日米
安保関係者や霞が関の官僚は怯え、このままでは排除されてしまうと組織防衛に動いた。その意を受け、
マスコミと結託した検察が小沢排除を仕掛けた。それが真相」(>>2-10につづく)
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