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★赤松農相 口蹄疫被害「全額補償」のうさん臭さ
GW外遊、現地入りは感染から3週間後
・「政界のおそまつクン」こと赤松農相が久しぶりに脚光を浴びた。10日、家畜感染症の口蹄疫が
大問題になっている宮崎で会見し、牛や豚などの家畜を処分された農家に全額補償を実施すると
ブチ上げたのだ。
宮崎県内では、4月下旬からこれまでに67カ所の農家などで感染疑いが見つかり、処分対象は
7万6000頭を超した。国内で過去最悪の被害になっている。
そんな中で飛び出した「全額補償」発言。一見、マトモな対応のように思えるが、本当にそうか。
「いまは家畜処分への補償は評価額の8割です。県が残りの2割を措置し、後から国が補うとしています。
赤松農相は特別交付金で対応するとしていますが、被害が拡大しても全額補償を貫けるのか。
一部には参院選を意識した行動ではないか、とのうがった見方も出ています。民主党は宮崎に
新聞記者出身者を擁立しているが、自民候補相手との勝負は微妙ですからね」(農政関係者)
財源を度外視した、行き当たりばったりの対応でなく、この種の被害への恒久的な対策を打ち出すのが
政府の仕事だろう。しかも、赤松農相が現地入りしたのは、感染が報告されてから3週間もたってからで、
「現地入りが遅い」という批判も出ていた。それもそのはず。赤松はGW期間中、メキシコ、キューバ、
コロンビアの3カ国を訪問していたのだ。
「口蹄疫が確認されたのは4月20日。農相が外遊に出かけたのは30日から。少なくともこの間に
現地入りして、現状を把握すべきだった。全額補償を言い出したのは、そんな批判も背景に
あるのではないか」(前出の関係者)
鳩山内閣の閣僚は、どこかネジが緩んでいる。
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