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名古屋市中川区富田町千音寺にある神社「七所社」で、さい銭箱の中から3万円の入った茶封筒が見つかった。
中には「今まで盗んだ分お返しします」との反省文があった。筆跡からは書いた人の年代も性別も分からず、
神社を管理する近所の人たちは、どんな人物かと思いを巡らせながら「もう繰り返さないで」と願っている。
さい銭箱は鳥居をくぐって正面の拝殿の中にあり、格子戸のすき間からお金を投げ入れる。
拝殿入り口には複数の錠があるが、壊されてさい銭を盗まれる被害がたびたびあり、会計役の氏子は毎日の
ように回収に来て用心していた。
茶封筒はお祭りがあった5日午後、会計の吉田徹男さん(72)が見つけた。「反省文」から始まるメッセージは
縦書きの便せんに4行。「中学の時お金が欲しくてさいせんを盗んでしまいました」と告白し、「もう二度と悪い
事しません」と誓う内容だ。
これまでの被害は1回に数百~2000円程度で、「3万円には償いの気持ちが含まれている」と吉田さんは推測
する。氏子総代の横井正陽さん(71)は「改心したんだろう。これから頑張ってほしい」とエールを送る。
入れられていたのは5000円札6枚で、「ご縁があるようにという意味を込めたのでは…。罪を憎んで人を
憎まずというし、この話をみんなに伝えたい」と吉田さん。回覧板で住民に報告する。
中日新聞 2010年5月9日
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▽思わぬメッセージに顔をほころばせる氏子の吉田さん(前列(右))たち。格子戸の奥がさい銭箱(画像)
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