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口蹄疫 韓国とウイルス近縁/牛豚等疾病小委 空気感染「可能性低い」
掲載日:10-05-07
農水省の食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会の牛豚等疾病小委員会は6日、
宮崎県で発生した口蹄(こうてい)疫の1例目の農場から採取したO型ウイルスが、
韓国で発生しているO型ウイルスと近縁であることを確認した。同県内での口蹄疫の
広がり方については、複数の農場を飛び越えて感染しているため、ウイルスが風で
伝わった空気感染の可能性は低いとの見方を示した。人や物の移動を制限し、
消毒などの現行の防疫対策を強化・徹底することが、まん延防止につながるとの意見が出た。
ウイルスの種類については、農研機構・動物衛生研究所と英国家畜衛生研究所の
分析結果を基に遺伝子配列が近いと判断した。同省は既に、今回のウイルスが香港と
ミャンマーで発生したウイルスとは近縁であると発表していた。