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民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船「オセアニック号」(乗員乗客約1100人)が、
アフリカ・ソマリア沖で海賊船に追尾されたことが6日、分かった。被害はなかった。
オ号は昨年5月にソマリア沖を航行した際、海賊対策で展開中の海上自衛隊の艦船に護衛されたが、
今回は欧州連合(EU)の艦隊が警護する船団に加わっており、ギリシャ海軍の救援も受けた。
日本政府関係者によると、オ号に接近した船は2隻で、1隻は逃走し、もう1隻はギリシャ海軍に拘束された。
武器は海に投棄していたが、襲撃した船に乗り移るために使う縄ばしごや携帯電話が押収され、海賊船と判明したという。
観光庁によると、6日午前0時(日本時間午前6時)過ぎ、オ号が数隻の民間船舶とともにソマリア沖・アデン湾を航行中、
不審な船に追尾された。船長は救援を要請し、ギリシャ海軍の艦船が駆けつけた。
オ号が速度を上げてジグザグ航行したところ、約20分後に船は見えなくなった。
船旅の企画・実施会社「ジャパングレイス」によると、
オ号を運航する米国の船会社はEU艦隊に警護を依頼することが多いという。
海自の護衛船団に入ることも検討したが、航行と護衛の日程が合わず、国土交通省の指導もあり、
EU艦隊の警護船団に加わった。ただ、きめ細かなエスコート方式をとる海自の信頼性が高いとして、
海自の護衛予定を把握したうえでアデン湾の航行日程を決める日本の企画会社もある。
オ号はピースボートの「地球一周の船旅」として4月16日に横浜を出港。約3カ月かけて世界を回る。
ピースボートは社民党の辻元清美衆院議員が早稲田大在学中の昭和58年に設立。海賊対策での海自派遣に反対していた。
記事引用元:産経新聞(2010.5.7 01:02配信)
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