10/05/04 09:42:12 z59/WwMF0
>>133
「知」の欺瞞 FASHIONABLE NONSENSE アラン・ソーカル/ジャン・ブリクモン
ポストモダン思想に於ける科学の濫用
1 自分が何を言っているか分かっているのは良いことだ
(思想家・哲学者が生半可に科学用語を引用して何を言っているのか分からない
事を指して)
2 不明瞭なものが全て深遠なわけではない
扱っている内容自体の性質の為に難しくなった言説と、わざと分かり難い書き方を
して、中身がないことや凡庸なことを用心深く隠そうとしている言説とには、雲泥の
差がある。
3 科学は「テクスト」ではない
自然科学というのは、人間科学で直ぐに使う事の出来るメタファーを集めた倉庫で
はない。
4 自然科学の猿真似はやめよう
5 権威を笠に着た議論には気をつけよう
「啓蒙主義の認識論」
6 個別的な懐疑と極端な懐疑主義を混同してはならない
自然科学であろうと社会科学であろうと、科学に貢献したいのであれば、論理の持っ
ている力や観察・実験を通して世界を知る事が出来るという可能性についての極端
な懐疑は捨て去らなくてはならないからだ。
7 曖昧さは逃げ道なのだ