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ガラスの手に載せられたフラスコの中で培養される「指」-。東京大生産技術研究所の竹内昌治
准教授らがマウスの細胞を使って再現した女児の「人さし指」が、造形作家の鶴巻風(ふう)さんとの
共同作業で芸術作品となり、東京・南青山のスパイラルホールで2日展示された。
この「指」は、長さ3.5センチ、直径が最大9ミリ程度。コラーゲンの微小なビーズの表面に
マウスの皮膚細胞を付着させたものを大量に人さし指の型に入れ、約24時間かけて培養し、
生み出した。細胞の固まりで内部に神経や血管はない。
竹内准教授によると、この技術は本来、再生医療への応用が目的。多様な細胞に変わるヒトの
万能細胞を使い、肝臓や膵臓(すいぞう)の立体的な組織を作ろうとする際、細胞が高密度に詰まった
大きな組織を速く作る技術が役に立つという。
時事通信社 2010/05/02-18:22
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