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小渕内閣で1998年から99年にかけて官房長官を務めた野中広務氏が30日、
当時の官房機密費の取り扱いについて、「毎月5千万~7千万円くらいは使っていた」と
暴露した。首相の部屋に月1千万円、野党工作などのため自民党の国会対策委員長に
月500万円、参院幹事長にも月500万円程度を渡していたほか、評論家や当時の
野党議員らにも配っていたという。都内で記者団に明らかにした。
野中氏はさらに「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここには
これだけ持って行けと書いてあった。持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」
と述べた。
与野党問わず、何かにつけて機密費を無心されたこともあったという。「政治家から
評論家になった人が、『家を新築したから3千万円、祝いをくれ』と小渕(恵三)総理に
電話してきたこともあった。野党議員に多かったが、『北朝鮮に行くからあいさつに
行きたい』というのもあった。やはり(官房機密費を渡して)おかねばという人と、
こんな悪い癖がついているのは絶対ダメだと断った人もいる」とも語った。
いまになってこうした話を明かす理由について、84歳の野中氏は「私ももう年。
いつあの世に行くか分からんから。やっぱり国民の税金だから、改めて議論して欲しいと
思った」と説明した。
鳩山政権では、平野博文官房長官が官房機密費の金額を公表しているが、その使途は
明らかにしていない。野中氏は「機密費自体をなくした方がいい」と提案した。
▽朝日新聞
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▽元ニューススレッド
【政治】 機密費を評論家にも 野中元長官が証言「盆暮れ500万円ずつ届けることのむなしさ。『ああ、ご苦労』と言って受け取られる」★2
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