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・22兆円という巨大産業のパチンコ業界。
大当たりはするものの、大金をつぎ込ませる機種が主流となり、パチンコ依存症は推定100万人
ともいわれています。犯罪も後を絶たない中、「依存で苦しむ人を救いたい」と「パチンコタスポの導入」を
求める人たちがいます。
今、多くのパチンコ店ではお金を入れればすぐに遊べるような機械がほとんどです。
パチンコタスポは、たばこと同じように、本人だけが使えるカードがなければ玉が変えないしくみです。
「パチンコタスポ」の導入を求める「パチンコ問題を行政に訴える会」代表の中島征城さんが話します。
「タスポで玉を買うという手順を踏まなければパチンコができないので、ほんのちょっと頭を冷やす
時間ができて、お金の使い方に少し歯止めがかかる。家族が管理することもできるし、未成年
対策にもなります」
発行する主な条件は①20歳以上である②身分証明書のコピーおよび顔写真の提出。
パチンコ代欲しさに盗みを働く。パチンコで負けて悔しくて暴力事件を起こす。
パチンコによる借金を返すあてがなく会社の金を横領。パチンコに夢中で車内に
置き去りの子どもが亡くなる…。
「でも、報道される事件はほんのごく一部です。パチンコをめぐる事件は膨大にあるにも
かかわらず、行政は何の具体策もとっていません」
「レジャー白書2009」によると、1人当たりの年間費用は平均12万2900円、年間活動回数は
29.6回といずれも過去10年で最高でした。この数字からも、パチンコにどっぷりと
のめりこんでいる層の存在が伺えます。
近年、漫画・アニメ・特撮ドラマなど、子ども・青少年向けの作品を題材にしたタイアップ機が増え、
CMでも流れています。(>>2-10につづく)
※有志による紙面キャプチャ:URLリンク(docs.google.com)
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