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徳島県美馬市の男性主任(38)が、飲酒運転で事故を起こしながら、母親を身代わりにして、もみ
消そうとしていたことが28日わかった。
県警美馬署が道交法違反(酒気帯び・事故不申告)容疑などで捜査。市は「近く厳正に処分する」と
している。
関係者によると、男性主任は20日、飲酒後の午後10時15分頃、同市脇町の市道で乗用車を運転し、
路上で仮眠。現場は急な上り坂で道幅が狭く、後続の乗用車にクラクションを鳴らされて発車しようとし、
ブレーキを緩めたところ、車が後退して後続車に接触した疑いがある。
後続車のドライバーが警察に通報。署員が駆けつける間に男性主任は自分の母親(62)を呼び、車を
運転していたように装わせ、自分は自宅に帰ったという。
21日になって、事故を起こしたのは職員本人だと指摘する匿名電話が同署にあり、署員が男性主任に
事情を聴いたところ、飲酒した上での事故と、母親に身代わりさせた事実を認めたという。
同市の河野尚二副市長は「21日に本人から事情を聴いた。『自分が運転していて、やりました』という
内容だった。本人が言った事が本当かどうか分からず、捜査を見守っていた。いずれにしてもアルコールを
飲んで車を運転する行為は公務員として許されない。警察の最終的な判断を待って厳正に処分したい」と話した。
読売新聞 2010年4月29日11時03分
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