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・「世界一になる理由には何があるんでしょうか?」と「2位じゃダメなんでしょうか?」は前回の
事業仕分けで出た蓮舫議員の言葉だ。今回の自動車事故対策機構(NASVA)の事業仕分けでは、
ある仕分け人から「50km/hじゃダメなんですか?」という言葉が飛び出した。
自動車アセスメント(JNCAP)について、仕分け人の最終判断は「他の法人で実施し、コスト縮減」と
なったが、ここで言う「他の法人」とは、国土交通省所管の独立行政法人である交通安全
環境研究所のことだ。
交通安全環境研究所は、国内外で販売されるクルマの型式指定や認定を行っているが、
その審査段階では衝突試験も実施している。
仕分け人は「この試験とJNCAPの試験を一緒に行えないか」と主張しているが、NASVA側は
「ぶつける…という意味では同じだが、両試験はまったく違う」と反論する。
仕分け人が言うように、両方とも「クルマをぶつけて壊す」ということに違いはないが、相違点が
いくつもある。メーカーが試験用に提供したクルマか、一般市民とまったく同じプロセスで市場から
調達したクルマか。フルラップ前面衝突試験でもその速度が「最低限」の50km/hと、「リアル
ステージを参考にした」55km/hという違いがある。
JNCAPで行う試験は環境もシビアだし、メーカーによる不正の余地が無いという点において、
国民にとって非常に有益となるが、仕分け人はこの部分が最後まで理解できなかった。
理解できていたとすれば「なぜ55km/hなのですか? 50km/hじゃダメなのですか?」という
発言はもちろん、「メーカーから車両を提供させればいい」といった発言は出てこないだろう。
事業内容を把握して、その上で事業実施を再考するのなら納得できるが、NASVAの事業
仕分けについては、仕分ける側が事業内容を理解しているとは思えない。《レスポンス 石田真一》
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