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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾=ぎのわん=市)の移設問題で、政府は26日、米軍キャンプ・
シュワブ(同県名護市)沿岸部に移設する現行案の2本のV字形滑走路を南側の1本だけとし、
これを沖合に移動させる「浅瀬案」を米側に提示して最終調整を図る方針を固めた。工法も海流や
サンゴ礁への影響が大きい埋め立て方式から杭(くい)打ち桟橋(QIP)方式に変更する。複数の
政府関係者が明らかにした。
浅瀬案は、現行案を「最善」とする米政府と、騒音軽減や危険性除去の観点から滑走路の沖合移動を
求めてきた沖縄県の要求をともに満たす案として、外務・防衛両省の主導で検討されている。
浅瀬案は、滑走路を現行案より最大で南側に350メートル、西側に150メートルの位置にある
浅瀬に移動するもので、住宅地の騒音被害は現行案よりもかなり軽減される。また、埋め立てずに、
海底に杭を打った上に滑走路を造るQIP方式は「きれいな海を埋め立ててはだめだ」
(小沢一郎民主党幹事長)との声に配慮している。
政府は、シュワブ陸上部にヘリ離着陸帯(ヘリパッド)を建設してヘリ部隊の拠点とする一方、
鹿児島県・徳之島に可能なかぎり多くのヘリを移して沖縄の基地負担を軽減する案を検討してきた。
だが米側は「ヘリ部隊と地上部隊は一体的運用のため65カイリ(約120キロ)以内に配置する
必要がある」として、地上部隊が駐留する沖縄本島から約200キロの徳之島への分散移転に難色
を示している。
このため、日米協議の膠着(こうちやく)化を懸念する北沢俊美防衛相を中心に現行案の修正を
模索する動きが本格化した。26日のワシントンでの外務・防衛当局者による審議官級事務レベル協議
で米側に浅瀬案を打診し、27、28両日に来日するキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)
とも協議する。(>>2-に続く)
▽産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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