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・民主党国会議員が、有権者と意見交換するタウンミーティングが24日、小松市林町の
こまつドームで開かれた。同党県連代表の一川保夫参院議員と田中美絵子衆院議員の
2人がホストを務めたが、約200人の出席者からは、迷走する同党の政権運営や
政策への批判が相次いで寄せられ、一川代表が「支援してもらわなくても良い」と
声を荒らげる一幕もあった。
冒頭、一川代表は「マニフェスト(政権公約)は基幹はいいが、細部を見直すべき
という声もあり、皆さんの意見を伺いたい」と述べ、有権者に意見を求めた。
これに対し、加賀市内の男性は、「子ども手当にはビジョンがない。選挙目当てで
将来の子どもにつけをまわすだけだ」と批判した。
寝たきりの次男(17)を自宅で介護する加賀市の三ツ出小百合さんは、「子ども手当が
出来ることで配偶者控除がなくなり、生活が大変になる」と制度への不安を語り、
「働きたいけど、(介護で)働けない人の支援も考えてほしい」と涙ながらに訴えた。
高速道路の料金改定を巡っては、「決めたことを変えるということを繰り返していたら
国民は離れる」との不満も漏れた。
子ども手当を痛烈に批判された一川代表は、「子ども手当には子どもを育てる負担を
和らげるという理念がある。(そう言うのなら)民主党を支援してもらわなくても良い」と
声を荒らげ、一時、会場の空気が凍り付く場面も。だが、最後は冷静さを取り戻し、
「自民党は、自分中心の人物ばかりで国民のことを考えていない。民主党が責任を
持って皆さんの期待に応えたい」と有権者に理解を求めた。
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