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★JR西の歴代3社長を強制起訴 尼崎脱線事故
兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故で、
神戸第1検察審査会の起訴議決を受けて検察官役を担う指定弁護士は23日、
JR西日本の井手正敬元相談役(75)と南谷昌二郎元会長(68)、垣内剛元顧問(66)の
歴代社長3人を業務上過失致死傷罪で在宅起訴した。
昨年5月施行の改正検察審査会法に基づく強制起訴は2例目。
事故を巡っては神戸地検がJR西の山崎正夫前社長(66)を同罪で在宅起訴しており、
同社の歴代4社長の刑事責任が問われる極めて異例の事態となった。
審査会は今年3月、井手元相談役ら3人を「起訴すべきだ」と議決。
理由として「3人は現場カーブは脱線の可能性が高いと認識していたが、
自動列車停止装置(ATS)の整備を指示することを怠った」などと指摘した。
指定弁護士もこうした主張に沿う起訴状を作成したとみられる。
神戸地検は昨年7月、井手元相談役ら3人を嫌疑不十分で不起訴処分にした。
起訴を求める遺族から申し立てを受けた審査会は同10月に「起訴相当」と議決。
地検は同12月に再び不起訴にしたが、今年3月の審査会の議決を受け、
指定弁護士が強制起訴に向けて手続きを進めていた。
業務上過失致死傷罪の公訴時効が5年であることから、
審査会の議決から1カ月足らずでの起訴となった。
改正検察審査会法に基づく強制起訴は、今月20日に兵庫県明石市の歩道橋事故で
元県警明石署副署長(63)が在宅起訴されたのが全国で初めてだった。
日経新聞 URLリンク(www.nikkei.com)