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★鳩山首相は日本だけを滅ぼす亡国の温暖化法成立をなぜ急ぐのか
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・米ウォールストリートジャーナルに「ハラキリ」と酷評された「地球温暖化防止法案」の今国会での
成立を目指して、政府・与党はアクセルを踏み込み始めた。
20日午後の衆議院本会議で、法案の趣旨説明と質疑を行い、審議の火ぶたを切ったのだ。
世界は、八百長疑惑の高まりで、すっかりポスト京都議定書の枠組み作りの意欲を失っている。
にもかかわらず、日本だけが軌道修正をできないと、経済は深刻な打撃を蒙りそうだ。
まず、政府・与党案への対案として提出した自民党案(「低炭素社会づくり基本法案」)について、
自民党の新人議員の一人である斎藤健議員が、20日の衆議院本会議で行った趣旨説明の
一部をご紹介しよう。斎藤氏は電力基盤整備課長などの要職を務めたこともある元経済産業省の
キャリア官僚だ。
「鳩山総理、あなたはこの国をどうしようというのですか。これでは普天間と同じではないですか」
「格好いいことをぶち上げて、関係者が苦労して積み上げてきたものをぶち壊し、しかし、一枚
めくってみると、根拠不確か、分析もいい加減、そして腹案もない、言うだけ」
「格好いいことを言うが、裏づけがない。ないないづくしのものをぶち上げ、最後は開き直る」
といった具合である。
続いて、この日、外務政務官、外務副大臣を歴任した小野寺五典議員が鳩山総理に仕掛けた
質疑に触れておこう。ポイントを突いた質問に、ほとんど答えられない首相の姿が浮かび上がってくる。
質疑に先立ち、小野寺議員は、鳩山首相が昨年9月の国連気候変動首脳会合で、「すべての
主要な国による公平かつ実効性ある国際的な枠組みの構築と意欲的な目標の合意」を前提として、
「温室効果ガスを1990年比25%削減する」との方針を公表した時に起きた拍手が、賞賛ではなく、
あざけり笑いの拍手だったのではないかと皮肉った。自分で、自分の国の首を絞めていると
いうのが、その理由だ。(>>2-10につづく)
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