10/04/22 10:19:46 0
・鳩山首相が21日、谷垣自民党総裁との党首討論で、「確かに私は愚かな総理かもしれない」と
弱気な態度をみせた。米軍普天間飛行場移設問題をめぐるオバマ米大統領との会談が不発に
終わり、米紙に「愚かな敗者」と酷評されたことを自ら認めた。「職を賭せるのか」の質問には
明言せず。谷垣氏を追い詰める見せ場もなく、袋小路に迷い込んだ現状を露呈してしまった。
この日の鳩山首相は弱気だった。
ワシントン・ポスト紙に「不運で愚か」と酷評されたことについて谷垣氏はこうただした。
「日本の総理に対する暴言で怒り心頭だが、原因はあなたにある」。すると鳩山首相は、
反論することもなく「確かにワシントン・ポストの言うように、私は愚かな総理かもしれない」と述べた。
与党席は静まり、野党席からは失笑が沸いた。鳩山首相は「(移設先を)現行案に決めていれば
どんなに楽だったか。日米同盟も一見良くなったように見えたかもしれないが、私はそうは
思わなかった。愚かだったから、愚直だったから、あるいはそうかもしれません」と、どこまでも自虐的。
その上で「沖縄県民の負担をもっと少なくしていかなければと思った。そう愚直に思ったことが
間違いでしょうか」と必死に訴えた。会談についても「もっと時間がほしいと申し上げたと思うが、
大統領としても今回はこのくらいでよろしいと判断されたのでは」と、立場の弱さを認めた。
防戦一方の答弁で、自らの厳しい立場を象徴する結果になった。
問題解決は「5月末までを変えるつもりはない」と繰り返したが、政府内で鹿児島県の徳之島が
移設候補地に浮上しても、「私の腹案はお答えできない」と、ちぐはぐな対応。「職を賭してまで
やりぬく気持ちはあるのか」と迫られても即答せず、説明の過程でようやく「政策実現のため
職を賭して頑張ることは、言うまでもない」と、応じた。
心労からか、鳩山首相は最近体調があまり良くないとされる。この日も口調はぼそぼそと低く、
やじでかき消される場面もあった。終了後、谷垣氏は「何に職を賭してやるのか、気概があるのか
どうか聞きたかったが、見受けられなかった」と切り捨てた。(一部略)
URLリンク(www.nikkansports.com)