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・谷垣総裁は「この期に及んで言えないというんではですね、徳之島の方に、私は気の毒すぎると
思うんです」と述べた。
腹案を明らかにしない鳩山首相。
渦中の徳之島・伊仙町の大久保 明町長は「明解な場所は提示しませんでしたけれども、腹案は
間違いなく、徳之島であると思います」、「もし仮に、(徳之島を)提案したら、それはあらゆる手段を
使って、わたしたちは阻止をしていく」と話した。
伊仙町の大久保町長は、「地域を混乱させながらやる手法は、まったく愚弄(ぐろう)している」と、
怒りをあらわにした。
徳之島の住民たちも、いらだちを募らせている。
徳之島の住民は「いや、もう反対ですね。もう本当に、島のことを考えて、未来、子どもたちのことを
考えると、ちょっとね。もう絶対あり得ないと思ってますので。町長なんかの言う通り、もう絶対拒否
してもらいたいですね」と話した。
徳之島の住民の思いをよそに、政争の具、そして国際問題化する普天間問題。
谷垣総裁が「今、この場で、きょうはテレビでたくさん国民も見ておられる。職を賭して、
5月にはこの問題は解決すると、国民に約束してください」とただしたのに対し、鳩山首相は
「まさに、すべての政策実現に向けて、職を賭して頑張ることは言うまでもありません。
これからも頑張ってまいります」と述べた。
およそ37分に及んだ党首討論は、ほとんどの時間を普天間問題に費やし終了した。
「愚かな総理」発言に始まり、腹案の追及など白熱した党首討論。
民主党の山岡国対委員長は「総理になったから、特別偉くなったり、威張ってるわけじゃないと。
パーフェクトなお答えであったと」などと述べた。
自民党の谷川秀善参院幹事長は「(党首討論をどのように見た?)困るわな。総理大臣が
『自分は愚かな総理』だなんて言われたら、本当に国民はどうしたらいいのと言いたくなるよね」、
「(腹案の名前は出ませんでしたが?)どっか島あんのかね、ほかに」と述べた。
鳩山首相は、夜の囲み取材で「私はしかし、その愚直さをむしろ、今こそ生かさなきゃならない
時だなと」と、「愚直」という言葉を7回も使った。(抜粋)
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