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★再び陰謀か なぜか超スピードで進む鳩山・小沢事件の検察審査会
どう考えても変だ。鳩山首相の元公設秘書が在宅起訴された「虚偽記入事件」で、首
相の不起訴処分の当否を審査している検察審査会(検審)が、東京地検の検事から意見
聴取したと13日、報じられた。民主党の小沢幹事長の資金管理団体をめぐる収支報告
書虚偽記入事件でも先週、同様の報道がされた。検審の内容は極秘のはずなのに、一度
ならず二度までも記者に漏れたのである。さらに両事件とも“異様”な早さで審査が進
む状況にはビックリだ。
(中略)
異様さは、別の事件と比べるとよく分かる。例えば、自民党支部長でありながら「完
全無所属」を名乗って選挙で当選した森田健作千葉県知事の公職選挙法違反容疑の告
発。千葉地検の不起訴処分を不服とした市民団体が昨年12月に検審に申し立てを行っ
たが、4カ月過ぎても何ら進展していないのだ。
「森田健作氏を告発する会」の代理人弁護士の西島和氏がこう言う。
「こちらの申し立ては、検審でいつ議決されるのか、会議がいつ開かれているのかも全
く分かりません。(鳩山首相などの検審の状況と比べて)不思議な扱いだと思います」
鳩山、小沢事件を扱う検審のやり方は、政治的陰謀のにおいがプンプン漂うのだ。
(日刊ゲンダイ2010年4月15日掲載)
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