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・最近の金の高騰で、パチンコ業界があわてている。
玉を換金するための「特殊景品」に金が使われているため、等価交換の店は買取所での
買い取り価格を市場価格が上回りそうな勢いなのだ。玉を買ってもパチンコをせず、景品に
交換して市場で換金する“不正行為”は、2007年の金高騰時にも発生しており、業界は
戦々恐々としている。
「このまま金の価格高騰が続き、『金商品』の価格を上回れば、値上げも検討せざるを得ない」
こう語るのは、「東京商業流通協同組合」(豊島区)の広報担当者。同組合は、東京都内の
パチンコ店に景品を卸す問屋の業界団体だ。
「金商品」とは、地金を使った特殊景品のこと。風営法上、パチンコ店での換金は
認められていない。そのため、パチンコの出玉は特殊景品にいったん交換される。
東京の場合、それを公安委員会から古物商の許可を受けた「TUCショップ」に
持ち込んで換金する。
「この営業形態は三店方式と呼ばれます。かつてはボールペンやライターの石、ゴルフボール
などを特殊景品にしていましたが、1990年ごろに金商品が導入された。その際、1グラム
=2500円という換金率が定められました」(業界関係者)
特殊景品に金商品を使う方式は全国に波及し定着したが、金価格が高騰した2007年に
問題が持ち上がる。
「金高騰で、市場価格が金商品の価格を上回る事態となった。等価交換の店ではパチンコを
せずに景品を持ち帰って業者に転売する者が続出したのです」(同)
このとき、業界は1グラム=2500円だった換金率を3500円に引き上げて事態の収拾を図った。
以後、3500円の価格が続いているが、ここにきて再び07年の“悪夢”がよみがえりそうな
気配なのだ。(>>2-10につづく)
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