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男児ポルノ 画像陳列 商品化 県内の高３も 教育関係者に波紋
小中高生を巻き込んだ「男児ポルノ専門サイト」事件で、被害男児の中に、県内に住む高校３年生がいたことが、
県警への取材で分かった。サイト主宰者の男が活用したのは、児童・生徒が携帯電話などで情報交換をしている
ありふれたネット掲示板。“援助交際”と称して少女を売春に勧誘するのと似た手口で男児たちを勧誘し、
男児の画像をサイトに陳列、文字通り商品化していた。教育関係者に波紋が広がっている。
児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑などで逮捕、起訴された小林葉介被告（２９）が主宰するサイト。
「少年ビデオラインナップ」と称したページには、わずか１０歳前後の男児ら小中高生約５０人のポルノ映像がずらりと並び、
「純真無垢(むく)な幼い少年をたっぷり堪能」などの露骨な文章、「夢をかなえたい少年を全力サポート」
「秘密のアルバイト」「優秀な子は芸能プロダクションに委託」といった甘い勧誘文句が書き込まれていた。
県内在住の高校生は、このサイトで公開されてはいなかったが、県警は確認した映像などから被害者として特定したという。
捜査関係者によると、小林被告らはサイトのほかにも、中学生向け情報交換サイトや、在校生が私的に開設している
「学校裏サイト」、掲示板サイト「２ちゃんねる」などの複数のネット掲示板も使って、買春・撮影相手を募っていたという。
発表によると、小林被告は２００８年８月、青森市の当時高校１年の男子生徒（１５）に「面接をする。旅費や宿泊費など
１０万円払う」などのメールを送り勧誘。川崎市内のホテルで３日間にわたり買春、撮影を行った疑いが持たれている。
「ショタコン」と呼ばれる愛好者の間では、「少年モデル」として通用するのは高校生以下の男児とされ、高校卒業後の
少年たちは、撮影や面接の補助役として小林被告に使われていた。
（2010年4月16日 読売新聞）
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