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・核安全保障サミットの夕食会の場で、オバマ大統領と「ある意味じっくり話ができた」と胸を
張った鳩山首相だが、実際はすれ違いで、米国側が不信感を強めただけというのが真相らしい。
わずか10分間の会談の中で、オバマ大統領が鳩山首相に対して「きちんと責任を取れるのか」と
発言したとも報じられている。
米高級紙のワシントン・ポストは4月14日の紙面で、「サミットの首脳の中では胡錦涛が一番だった」と
題したコラムを掲載。著名なコラムニストのアル・カメン氏が執筆したもので、サミットに集まった
各国首脳36人を「勝者」と「敗者」に分けて論じている。記事では、オバマ大統領と90分間も
会談した中国の胡錦涛国家主席を、勝者の筆頭格と評価。胡錦涛主席以外にも、ヨルダンの
アブドラ国王、マレーシアのラザブ首相、ウクライナのヤヌコビッチ大統領、アルメニアの
サルキシャン大統領、ナイジェリアのジョナサン大統領代行、エジプトのアブルゲイト外相が、
オバマ大統領との個別会談を行うことができたとして「勝者」として紹介された。
鳩山首相は、これら「勝者」と対比される形で、「飛び抜けて一番の敗者が、哀れで(オバマ政権の
複数の高官の意見によると)日に日に頭がおかしくなっている、日本の鳩山由紀夫首相だ」
「唯一の残念賞は、夕食会で『非公式な』会談ができたことだ。メイン料理とデザートの間の、
どこかだろうか」と皮肉られている。さらに、普天間基地の問題についても、「金持ちの息子である
鳩山は、日本と米国を二分している主要課題をめぐって、オバマ政権の高官に対して、信頼
できないとの印象を与えている」と批判。5月末移転先決定が絶望的になっている点についても、
「ユキオ、あなたは同盟国(の首相)だということをお忘れか。(日本は、米国の)高価な核の傘の
おかげで、途方もない額を節約しているではないか、それでもトヨタを買えというのか」と切り捨てた。(抜粋)
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