10/04/16 09:02:53 0
★在日米軍再編:普天間移設 5月末決着は米と地元の合意必要 首相決意…周辺は予防線
◇連立内から「5月末無理」
鳩山由紀夫首相は15日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で「5月
末決着」について、(1)米国(2)地元(3)連立--の合意が必要と指摘、重ねて
決意を示した。しかし野党はオバマ大統領との「10分間」の会談を経た米側の反応が
厳しいなどと追及。連立を組む社民党からも「このままでは5月末決着は無理」との
指摘が公然とあがった。平野博文官房長官は火消しに努めたが後手に回った感は否めず
「首相責任論」が現実味を帯び始めた。
「オバマ米大統領は、鳩山さんと会談するのは本当に嫌だ、顔も見たくないというよ
うな表現までしたそうだ」。町村信孝元外相は15日、自民党町村派の総会あいさつで
自ら得た米側関係者の情報として明かした。
鳩山首相とオバマ大統領が米ワシントンで12日(日本時間13日)行った非公式会
談を巡り、米側から厳しい反応が示されたとの観測が出ている。外相経験者は「米国は
今回の会談でいらだちを一層強めている」と指摘。日米両首脳の会談を受けて岡田克也
外相とルース駐日米大使は14日夜、電話で協議したが、実務者協議には入らず、岡
田、ルース両氏間での協議継続を確認するにとどまった。
「野党はこの問題を最大限に利用してくる。今政府が検討している内容では無理だ。
『5月末』といってもできない。発想を転換しないと」。社民党の重野安正幹事長は1
5日、首相官邸で滝野欣弥官房副長官に訴えた。その上で「我々の提案の方向で検討す
る方が費やすエネルギーは小さい」として、米領グアムや米自治領北マリアナ連邦テニ
アン島への移設を求めた。鳩山首相も同日、国会内で社民党の照屋寛徳国対委員長から
直接提案を受け取った。
(続く)
■ソース(毎日新聞)【上野央絵】
URLリンク(mainichi.jp)