10/04/16 07:41:53 0 BE:960179647-PLT(12556)
アメリカのオバマ大統領は新たな宇宙政策を発表し、前のブッシュ政権が進めてきた人類を
再び月に送り込む計画を取りやめ、小惑星や火星などへの有人飛行を目指す計画を明らかにしました。
オバマ大統領は15日、フロリダ州のケネディ宇宙センターでNASA=航空宇宙局の職員や
宇宙業界の関係者らを前に、アメリカの新しい宇宙政策を発表しました。この中でオバマ大統領は、
前のブッシュ政権による人類を再び月に送り込む計画を取りやめ、今後は月ではなく小惑星や
火星への有人飛行を目指して新しい宇宙船を開発する計画を明らかにしました。そのうえで、
今後5年間、60億ドルの予算を新たに投入して研究や技術開発を行うと説明し、2015年には
小惑星や火星に到達可能な宇宙船をも輸送できる大型ロケットの設計に着手し、2030年代には
宇宙船を火星の軌道に乗せたいとしています。さらに、国際宇宙ステーションへの宇宙飛行士の
輸送については、あと3回の打ち上げで引退するスペースシャトルに代わり民間企業に輸送機の
開発と移送を委託すると発表しました。オバマ政権としては、地球に近い宇宙ステーションへの
輸送は民間に任せるとともに、月への有人飛行は断念することで限られた宇宙開発の予算を
小惑星や火星への有人飛行に集中的に投入するねらいがあるものとみられます。
*+*+ NHKニュース 2010/04/16[07:41:53] +*+*
URLリンク(www3.nhk.or.jp)