10/04/16 05:19:20 0
★オスとメス別に進化 証拠発見
これまで生物の基本的な形は、子孫を残すことができるメスで、オスは進化の過程で
メスから生まれたと考えられてきました。ところが東京大学などのグループがメスとオスは、
それぞれ別に進化してきたことを示す証拠を初めて発見し、生物の基本的な形を見直す
成果として注目を集めています。
この研究を行ったのは、東京大学理学系研究科の野崎久義准教授と、アメリカの研究所のグループです。
これまで原始的な生物では、オスになるために欠かせない遺伝子は、見つかっていましたが、
メスになるのに欠かせない遺伝子が見つかっていなかったため、生物の基本的な形はメスで、
オスはメスから誕生すると考えられてきました。ところが藻の一種で、精子と卵子で生殖を行う
原始的な生物の「ボルボックス」を研究グループが調べたところ、世界で初めてメスになるために
欠かせない遺伝子が見つかったということです。
見つかった遺伝子は、卵子がつくられる際に働くとみられていて研究グループでは、
オスとメスは、性別がない状態からそれぞれ必要な遺伝子を獲得し、誕生したとしています。
野崎准教授は「オスとメスは根本的に違っていることが明らかになった。
男女は生物学的には根本的に違うということを認識すれば、男女関係も、
よりうまくいくのではないか」と話しています。
NHK URLリンク(www.nhk.or.jp)