10/04/15 22:30:10 PMISnA+E0
北朝鮮などテロ支援国家とその協力団体は狂信的な野望を持っており、それは天皇崇拝によって特攻玉砕を実行した、
歴史に残る大日本帝国の無謀狂気とかなり酷似しており、そのようなテロ組織はいざとなれば自爆行為すらいとわない
だろう。 この狂信自爆に至る深層心理は、どのように生じるのか。
この者達は無神論者であって、現実として世界に群在する、局在する物質状態だけが存在の全てと考えるのであり、
その独立単体でもある “ 私個人 “ の利得充足のみが、唯物的帰結としての “ 一回限りの人生 “ での最大価値となる。
そして、その狂信自爆の心理を湧きたてる精神の根本へと辿っていくとしたら、” 利己的自己保存本能 “ に至るだろう。
何故ならば、異なる思考や信条を全て排除した全体主義国家とは、その当事者一人のクローン集団であるからだ。
. *** 独裁政府は特攻玉砕を鼓舞したが、特権支配階級からの志願者は皆無だった ***
そのことを利用する全体主義独裁国家の、個人崇拝や一致団結という宣伝によって、その崇拝対象がいつの間にか
各個人の自分自身と “ 親密な同一体であるかのように “ 刷り込まれる。
それはさらに全体主義国家での、その人が抱える日常生活での生存に係わる不安や葛藤も意識下に隠されて、
それを代価するような “ 利己的自己保存本能 “ の露骨な心理に転化するのだろう。
そのような天皇絶対崇拝とか滅私忠誠などといった “ 精神画一化教育 “ を、子供のころから刷り込まれると、
あたかも周囲の他者は、” 自分の分身であるかのような “ 錯覚を植えつけられて、特攻玉砕に臨む訳だが
それは自分の命に代えて自分の分身を守るというのが正解だろう。
しかしながら独裁政府は、一般国民には特攻玉砕は美徳だと教育して喧伝していながら、
特権支配階級からは、率先して特攻玉砕に臨んだ者は誰一人としていなかったのである。
これは即物現実である唯物的自然観によるものであり、自然における独立単体のそれぞれは、相互にそれ以上の関連を
持たないと考えるのだから、相互に独立する個体の各々は、自己個体の存続と利益である “ 利己的自己保存本能 “ の
追求に終始するために、弱肉強食のような原始生存競争が、唯物観では人間社会の大原則として肯定されることになる。