10/04/18 21:18:49 9RKRczJZ0
>>682
残念だが、それあっていない。惜しい!といったところだが・・・
噴射物の「運動量」に等しいだけの反動を力積として受け取って、本体が動く。
本体の運動量は噴射物の逆方向に同じだけ変化する。
運動量保存の法則ね。
で……運動量は「放出した質量×放出速度」になるわけだ。
本体の方は「放出した質量×放出速度/本体質量」だけ加速する。
この運動量をあげるためには、
1. 放出する質量を大きくする
2. 放出する速度を速くする
のどちらかになり、速度を速くするほうが都合がいい。(質量が大きい=それだけ燃料が一杯必要)
しかも、ロケット独特の問題として、後から噴射する燃料も込みで加速しないといけない。
加速初期は燃料込みの質量を加速するため加速がにぶい。よって、燃料の量で解決しようとすると
時にすさまじい量の燃料が必要になることがある。
速度を2倍にできるなら、噴射する質量は 「1/2」 にできる。
さらに、先に書いた燃料自体を加速するための燃料の絡みで、実際には1/2どころか、
豪快に少なくて済む。それだけ持って行く燃料が少なくてすむ。
はやぶさは、軽いもの(キセノンイオン)を、電気の力で加速して(ぶっちゃけ電磁加速器)、超高速で噴出する
ことにより、従来の化学ロケット(燃焼によって発生するガスを放出するタイプ)の10倍近い効率を達成してる。