10/04/18 16:43:39 HzrdTotY0
>596
ロケットは「反動」で飛んでいる。台車に乗った状態でボールを投げると、反動で台車が動く、ってのは分かるかな?
原理はこれと同じ。放出した「運動エネルギー」に等しいだけの反動を受け取って、本体が動く。
で……運動エネルギーだから、「放出した質量×放出速度の自乗」になるわけだ。運動エネルギーをあげるためには、
1. 放出する質量を大きくする
2. 放出する速度を速くする
のどちらかになり、速度を速くするほうが都合がいい。(質量が大きい=それだけ燃料が一杯必要)
速度を2倍にできるなら、噴射する質量は 1/4 にできるわけだからね。それだけ持って行く燃料が少なくてすむ。
はやぶさは、軽いもの(キセノンイオン)を、電気の力で加速して(ぶっちゃけ電磁加速器)、超高速で噴出する
ことにより、従来の化学ロケット(燃焼によって発生するガスを放出するタイプ)の10倍近い効率を達成してる。