10/04/15 08:04:55 0 BE:1851773696-PLT(12556)
佐賀地裁で14日にあったひったくり事件の公判で、走行音の静かなトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)
「プリウス」が犯行に使われたと検察側が指摘した。窃盗と傷害の罪で起訴した被告(34)に
「音の小さな車で背後からふいをつく危険な犯行。被害者は突然襲われた恐怖を被った」と
懲役2年を求刑した。弁護側は起訴内容を認めて、執行猶予を求めた。
起訴されているのは福岡県久留米市城島町下青木、建設会社長吉武正明被告。
起訴状によると、吉武被告は1月6日午後10時50分ごろ、JR佐賀駅近くの路上を歩いていた
女性(当時43)に背後からプリウスで接近。現金約4万円が入ったバッグを運転席からひったくり、
転倒した女性に首や腰などに全治2週間のけがを負わせた、との内容。女性は「気がついたら
転倒していた。エンジンの音も聞こえなかった」と供述しているという。
被告は「プリウスが静かである認識はあったか」との検察官の質問に「はい」と答えたが、
「ひったくりに使えると思ったか」との問いには、「考えなかった」と応じた。
走行音が静かなHVや電気自動車(EV)は、歩行者が接近時に気付かずに危険との指摘があるため、
国土交通省が1月に走行時に疑似のエンジン音を出す装置の取り付けなどを定めたガイドラインを
公表している。一方、警察庁では、ひったくりの手口について統計はとっておらず、
HVやEVが使われた例は報告されていないという。
*+*+ asahi.com 2010/04/15[08:04:55] +*+*
URLリンク(www.asahi.com)